芸人と弁護士 [弁護士]
「よしもとがおくる 笑って納得 成年後見制度」開催 11月28日(月)13:30 かなっくホール(東神奈川駅徒歩1分) くまだまさし、ショウショウ、THEフォービーズ、ロシアンモンキー、おしどり 延命政之弁護士(横浜弁護士会所属) http://kanagawa-kanapan.sblo.jp/article/48320558.html
定員300人のホールが、動員もかけずにほぼ満員になった。この舞台(講演ではなく公演)の模様をレポートする。
初めに、ショウショウというお笑いコンビ(芸歴約20年)がMCとして登場した。いきなり売れない芸人の本音トーク。(会場は期待どおり、笑いが引いていく。サムイ!) その後、若手芸人が3組、持ちネタを披露。くまだまさしさん以外の芸人さんはなかなかおもしろかった。
続いて、ショウショウをはじめとする芸人と私の掛け合い。
ショウショウ「まず先生、一言で成年後見って、どんなものなんですか?」
私「それでは、こちらをご覧下さい」(パワポを使って制度の説明)
説明を受けて、芸人たちからの質問。
A「判断能力が低下したひとは、どんなことで困っているんですか?」
B「どうやって支援するんですか?」
くまだ「成年後見人って、だれでもなれるんですか?」
私「あんたは、なれない」
くまだ「なんでなれないんですか?」
私「カネに困っているから…」
芸人全員が、私めがけて突進してきた。
くまだ「先生、さっきからボクの顔ばかり見ていたけど、なんか恨みでもあるんですか?」
私「恨みはないけど、あなたにはカネもないでしょ」
芸人全員が、パイプ椅子をもって、私めがけて突進してくる。
ショウショウ「なんで僕たちが後見人になれないか、教えてください」
私「成年後見人は人の財産を管理することも仕事のひとつになっています。カネに困っている人では、被後見人の財産を使い込んでしまう可能性があるからです。」
芸人全員「はぁ、そういうことだったのか」
ショウショウ「成年後見制度というものの存在は分かりました。では、どういうシステムになっているんでしょうか」
私「それでは、こちらをご覧下さい」(パワポを使って制度の説明)
こんな感じで話が進んでいき、実際に成年後見制度で救われたという事例について寸劇。被害にあった高齢者・障害者と、悪徳業者との会話から入り、困っているときに成年後見人が登場する。
お姉さん「こんなとき、正義のヒーローがいれば。そうだ、成年後見人がいるじゃないですか。みんなで一緒に呼びましょう。せ~の、成・年・後・見・人!」
そこで、成年後見人が登場。
成年後見人「ちょっとすいません!…」
この寸劇の合間に、ショウショウと私の掛け合いがあり、私がコメントをしていきました。
それにしても、台本が、(よしもとらしく)ズサン。
台本の随所に「※よきところで…」とか「※終わったところで…」と書いてあるだけ。
いくらアドリブで証人尋問をする私としても、笑いをとりながらのアドリブには、参った。
少しオーバーアクション?になってしまったのは、この辺りの事情によるものだ。
人前で一度でも笑いをとると、やみつきになる。これが、よしもととコラボをして感じたことだ。
どこかの府知事から市長になった元弁護士も、この「人前で笑いをとって、自分は何でもできると思ったこと」が堕落への第一歩だったのではないのか。
これ以上、お笑いの世界に足を踏み込まない、弁護士としての本来の仕事をガンバル、このことを心に誓って舞台を降りた。
おわり
定員300人のホールが、動員もかけずにほぼ満員になった。この舞台(講演ではなく公演)の模様をレポートする。
初めに、ショウショウというお笑いコンビ(芸歴約20年)がMCとして登場した。いきなり売れない芸人の本音トーク。(会場は期待どおり、笑いが引いていく。サムイ!) その後、若手芸人が3組、持ちネタを披露。くまだまさしさん以外の芸人さんはなかなかおもしろかった。
続いて、ショウショウをはじめとする芸人と私の掛け合い。
ショウショウ「まず先生、一言で成年後見って、どんなものなんですか?」
私「それでは、こちらをご覧下さい」(パワポを使って制度の説明)
説明を受けて、芸人たちからの質問。
A「判断能力が低下したひとは、どんなことで困っているんですか?」
B「どうやって支援するんですか?」
くまだ「成年後見人って、だれでもなれるんですか?」
私「あんたは、なれない」
くまだ「なんでなれないんですか?」
私「カネに困っているから…」
芸人全員が、私めがけて突進してきた。
くまだ「先生、さっきからボクの顔ばかり見ていたけど、なんか恨みでもあるんですか?」
私「恨みはないけど、あなたにはカネもないでしょ」
芸人全員が、パイプ椅子をもって、私めがけて突進してくる。
ショウショウ「なんで僕たちが後見人になれないか、教えてください」
私「成年後見人は人の財産を管理することも仕事のひとつになっています。カネに困っている人では、被後見人の財産を使い込んでしまう可能性があるからです。」
芸人全員「はぁ、そういうことだったのか」
ショウショウ「成年後見制度というものの存在は分かりました。では、どういうシステムになっているんでしょうか」
私「それでは、こちらをご覧下さい」(パワポを使って制度の説明)
こんな感じで話が進んでいき、実際に成年後見制度で救われたという事例について寸劇。被害にあった高齢者・障害者と、悪徳業者との会話から入り、困っているときに成年後見人が登場する。
お姉さん「こんなとき、正義のヒーローがいれば。そうだ、成年後見人がいるじゃないですか。みんなで一緒に呼びましょう。せ~の、成・年・後・見・人!」
そこで、成年後見人が登場。
成年後見人「ちょっとすいません!…」
この寸劇の合間に、ショウショウと私の掛け合いがあり、私がコメントをしていきました。
それにしても、台本が、(よしもとらしく)ズサン。
台本の随所に「※よきところで…」とか「※終わったところで…」と書いてあるだけ。
いくらアドリブで証人尋問をする私としても、笑いをとりながらのアドリブには、参った。
少しオーバーアクション?になってしまったのは、この辺りの事情によるものだ。
人前で一度でも笑いをとると、やみつきになる。これが、よしもととコラボをして感じたことだ。
どこかの府知事から市長になった元弁護士も、この「人前で笑いをとって、自分は何でもできると思ったこと」が堕落への第一歩だったのではないのか。
これ以上、お笑いの世界に足を踏み込まない、弁護士としての本来の仕事をガンバル、このことを心に誓って舞台を降りた。
おわり
「初めに、ショウショウというお笑いコンビ(芸歴約20年)がMCとして登場した。いきなり売れない芸人の本音トーク。(会場は期待どおり、笑いが引いていく。サムイ!) その後、若手芸人が3組、持ちネタを披露。くまだまさしさん以外の芸人さんはなかなかおもしろかった」
嘘をつかないで下さい。少なくともあなたの洒落以外、皆さん全員ウケてました。
by ショージ (2019-12-10 13:12)